地区：旧フランス租界東部   最寄り駅：地下鉄10号線　豫園駅まで　徒步10分 9号線　小南門駅まで　徒歩15分   所在地：河南南路
竣工年： 2008 年

マンションの裏手、望雲路と敷地内の環境のギャップに愕然とする。混沌としていて、そこに庶民の生活がある。もうあまり浦西側ではこういった街並みを見ることは少ない。このマンションの住人と裏通りの人々はどれくらいの所得格差があるのだろうか。旧上海城のほぼど真ん中に位置マンション。北側の復興東路を渡ればそこはもう豫園の入り口だ。造りは一般的な上海のマンションのレベル。上海らしさを満喫できるマンションの一つだ。

まずオーナーの柔らかい物腰に驚かされた。1階の玄関で待っていてくれたのだ。見学は他の1組のお客さんと同時に行った。お部屋に入るとちょうど前の見学の人が出てきた。同時にオーナーが他の見学の人と電話で約束をしている。どうやらこの日は4組の見学のようだ。

部屋は現在入居中だった。既に荷物は整頓されていたが、オーナーの奥さんが入居者のために写真撮影を禁止した。明るい色調のフローリング。内装、家具電気製品もまだ真新しい。IKEAの家具が多いが、安いものを使っているわけではない。浴室が２つあり、日本人には残念だがどちらもバスタブはない。スペースは問題ないのでオーナーとは交渉となるだろう。キッチンは広々として開放的だ。キッチンの北側の窓から浦東の陸家嘴、世界2番めの高層ビル、上海中心が見える。この景色がオーナーの自慢のようだ。オーナーは「日本に旅行したけど非常に清潔で印象が良かったよ。お部屋をきれいに使ってくれそうだね。」と語った。